midwife nanaのゆんたくルーム

今日は素敵な出会いについてお話です

２月の初め頃、先輩が行っている妊婦さんの母乳外来を見学に行きました。（これは妊娠中のおっぱいの手入れの仕方やおっぱいのチェック、母乳栄養の利点について助産師と話をする外来です）

そこである一人の初産婦に出会いました

その方は県外に住んでいる妊婦さんで、今回はお姉さんのいる沖縄で出産をするために、お姉さんの家にきたそうです。だんなさんは東京で働いているらしく、一人での里帰りになりました。（この場合里帰りというのかな？）

この方のご両親は大分に住んでいるそうで、家族みんな別々の場所に住んでいます。

母乳外来で、先輩と一緒に話を聞きながら、外来が終わった後、病棟案内をしました。（病棟案内とは実際に陣痛室や分娩室、病棟のお部屋の見学をすることです）

病棟見学が終わった後に、「お産で入院してくるの楽しみにしてますね～　」と声をかけました。その方も「また会えるのを楽しみにしています　」と一旦お帰りになられました。

そして１ヶ月ほど過ぎた頃、何かの縁があったのでしょうか・・・

私がその方のお産を担当することになりました　陣痛中も二人で「まさか、あの時の助産師さんがお産の担当になるとは思いませんでした。すごい偶然ですねー何か縁があるのかな？」と話をしていました。

初産婦さんで始めての陣痛、出産という経験の中で、この方は呼吸法がとても上手で、うまく陣痛を乗り切り、かわいい赤ちゃんを産むことができました

お産後も授乳の時に話をしたり、いつもニコニコと笑顔のたえないこの方を見て、かわいらしい方だなと思っていました

退院の前の日に、私自身がお産に関われたことをお礼の手紙を書いて渡しました　（実はある友達の一言がきっかけで、私は、私がお産の介助をさせていただいた産婦さんにお礼のお手紙を書いて渡しています　その話はまた今度話ししますね）

その方の退院の日に、夜勤明けだったので一言「これから育児楽しんでくださいね」と声をかけると、この方からお手紙を頂きました

そのお手紙には無事に出産できたというお礼と、この遠い沖縄で出産するにあたり、私と出会えて本当によかったという心温まる内容が書かれていました

私はこのお手紙を読んで涙がでてとまりませんでした　（実は私・・感激やさんなんです　恥）

私のほうこそ、この仕事を通していろいろな方に出会えて、たくさんの宝物をもらった気がします

本当にうれしいです。これからも素敵な出会いを大事にしながら、仕事を頑張っていきたいと思いました